「目元が暗くて顔まで疲れて見える」
「メイクをしても目元が老けた印象になる」
顔の中でも、特に気になる目元のくすみ。
メイクで隠しきれず、老け顔や疲れ顔に見えることに悩んでいる方も多いはずです。
そこでこの記事では、原因別に目元くすみを改善するケア方法を詳しく解説。
あわせて目元くすみの予防方法も紹介しています。
正しいスキンケアと対策を実践して、明るい目元を手に入れましょう。
Contents
目元くすみとは?原因3つをチェック
目元くすみとは、「目元の透明感、明るさ、ツヤが失われた状態」のこと。
ひとえに目元くすみといっても、大きく3つの原因に分けられます。
くすみタイプ | 目元の色 | 原因 |
乾燥 | グレー | 保湿不足、空気の乾燥などによる肌のキメの乱れ |
色素沈着 | 茶 | 紫外線や摩擦、メイクの落とし残しなどによるメラニン色素の沈着 |
血行不良 | 青 | 運動不足、冷えなどによる血流の滞り |
そもそも目元の皮ふは、頬の約3分の1程度の厚さ。
皮ふが薄いため、外部ダメージを受けやすく乾燥しやすい部分です。
さらに毛細血管を流れる血液の色が透けやすいため、血色によって肌色の印象が変化することもあります。
明るい目元を手に入れるには、原因に合ったケアをすることが大切。
まずは目元の色をよく観察して、自分のくすみタイプを見分けることが改善のカギです。
目元くすみを改善する原因別ケア方法
目元のくすみタイプ別にケア方法をチェックしてみてください。
- 乾燥によるグレーくすみ
→アイクリームと目元用ナイトパックで保湿成分を浸透※させる
※角層まで - 色素沈着による茶くすみ
→ビタミンC誘導体入りのスキンケアでメラニンを美白する - 血行不良による青くすみ
→目元マッサージやホットタオルで血流を促す
【乾燥】アイクリームで保湿する
乾燥くすみを改善するには、アイクリームで肌のキメを整えるのが大切です。
アイクリームは名前の通り、目元のケアに特化したスキンケアアイテム。
乾燥の改善だけでなく、ハリや弾力感、リフトアップ効果も期待できます。
市販品を選ぶときは、保湿成分が配合されているものをチェックしましょう。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セラミド
- スクワラン
- アミノ酸
アイクリームの効果的な使い方は、以下の通り。
【アイクリームを効果的に使うコツ】
- 塗り込むときは薬指を使う
- 羽で触る程度の弱い力でなぞる
- 眉上から頬骨下、こめかみまでの”ゴーグルゾーン”全体に塗る
【アイクリームの塗り方】
- 片手でこめかみをやさしく引き上げる。
- 米粒大のアイクリームをとり、下まぶたの目尻から目頭に向かって細かく点置きする。
- やさしくトントンと軽くたたきながら塗り込む。
- こめかみは引き上げたまま、目頭からこめかみに向かって軽くなでる。
- 上まぶたも同様に②〜④を繰り返す。
- 指で目元を包み込んで、アイクリームを密着させる。
アイクリームを使うときは、心地いいと感じる軽い力でタッピングするのがポイント。
目元に負担がかかりにくいので、余計な力の入らない薬指を使うのがおすすめです。
また目にアイクリームが入らないよう、上まぶたの際まで塗りすぎないように注意してください。
くすみのない生き生きとした目元のために、アイクリームを毎日の習慣にしてみましょう。
【色素沈着】ビタミンC誘導体で美白する
色素沈着くすみの改善には、ビタミンC誘導配合のスキンケアを使うのがカギです。
ビタミンC誘導体は、ターンオーバーを整える成分の1つ。
使い続けることでメラニン色素を排出をサポートし、徐々に茶くすみを目立たなくします。
毎日使う化粧水や保湿クリームを選ぶときは、成分表に「〜アスコルビン酸」と記載された商品を選びましょう。
「高濃度ビタミンC」や「進化型ビタミンC誘導体(APPS)」なら、さらに効果を実感できるはずです。
効果的な美白成分を取り入れて、色素沈着くすみから抜け出しましょう。
目元の茶くすみを改善するには、美白化粧品を併用するのもおすすめ。
下記のような美白成分が配合されているアイテムをチェックしてみてください。
- トラネキサム酸
- アルブチン
- カモミラエキス
- プラセンタエキス
メラニン色素が生成を防ぐ効果が期待できるので、色素沈着の悪化を防げるでしょう。
皮膚科やクリニックでレーザー治療を受ける
セルフケアでの改善が難しい色素沈着くすみは、レーザー施術を受けるのも1つの方法。
- ピコレーザー
→メラニンを破壊して、クマや色素沈着を除去する - フラクセルレーザー
→肌表面に肉眼では見えない小さな傷を作り、皮ふを再生させる - ジェネシスレーザー
→真皮※上層まで作用して血行促進し、ピーリング効果でターンオーバーを促す
※スキンケアでは届かない表皮の内側の大部分を占めている部分。
たとえばピコレーザーは、まぶたや目のキワの細かい部分まで照射が可能な施術。
くすみだけでなく目周りの引き締め、ニキビ跡やシミなどの肌悩みの改善も見込めます。
くすみに合った施術を選ぶためにも、まずは専門医に相談してみましょう。
【血行不良】マッサージで血流促進する
血流が滞っている青くすみは、マッサージで血行改善するのがおすすめ。
目元を温めたりツボを押したりして、血液を循環させることが大切です。
目元のくすみだけでなく、むくみやこりの解消も期待できます。
入浴後や目の疲労が溜まりやすい朝夕に、下記のマッサージを取り入れてみてください。
- 蒸しタオルを目元にのせてあたためる。
- 目の下の骨のふちを、目頭から目尻に向かって押す。
→人差し指を軽く折り曲げた「第2関節」を使うのがおすすめ! - こめかみを押しながらゆっくりとまわす。
→手のひらの付け根を使うのがおすすめ! - ②③を3~4回ほど繰り返す。
- 眉頭から眉尻に向かって指でつまんでいく。
- 手のひらでまぶた全体を包み込むように軽く押す。
マッサージをするときは、目元を強くこすらないように注意。
フェイスクリームやオイルなどを使用して、肌との摩擦を減らしましょう。
目元の血行改善のために、効果的なマッサージを続けてみてください。
質の良い睡眠をとることも大切
血行不良くすみの改善には、十分な睡眠もかかせません。
スマートフォンやPCなどで疲れてしまった目の筋肉を、しっかりと休ませることが重要です。
また、ダメージの修復を助ける成長ホルモンは、就寝時に分泌。
肌のコンディションを整えるためにも、規則正しい就寝リズムを作っていきましょう。
- ぬるめ(38〜40℃)の湯船にゆっくりつかって体を温める
- お風呂上りに軽くストレッチをする
- 就寝前のカフェインやアルコールを控える
- 就寝前はブルーライトに当たらない(スマホ、PC、TVなど)
目元くすみの予防方法2つ
明るい目元を保つためには、日頃から正しいスキンケアを心がけるのも重要です。
- アイメイクは「専用リムーバー、コットン、綿棒」を使ってこすらず落とす
- 日焼け止めやサングラスで紫外線対策をする
アイシャドウなどの目元メイクを専用リムーバーで落とす
目元くすみを予防するには、アイメイクを専用リムーバーで落とすのがコツ。
顔全体をクレンジングする前に、落ちにくいアイメイクを先に落としましょう。
- リムーバーをつけたコットンを30秒程度まぶた全体にのせる
- リムーバーを綿棒にたっぷりと取る
- まつげを下からコットンで押さえ、綿棒でなでるようにマスカラを落とす
- 片方の手で上まぶたを持ち上げ、上まぶたの際に残ったアイラインを綿棒で拭き取る
- 目尻、目頭に溜まった汚れ、下まぶたに移ってしまった汚れをやさしく拭き取る
- 目を閉じて、上まぶたの際に残ったアイシャドウを拭き取る
特にまぶたの際やシワの溝は、アイシャドウなどが残りやすい場所。
落とし残しのないように、鏡をよく見ながら実践しましょう。
肌当たりのやさしい太め綿棒を使うのがおすすめです。
普段のクレンジングにひと手間を加えて、目元のくすみを防ぎましょう。
紫外線対策を徹底する
目元くすみを悪化させないためには、UV対策を徹底するのもかかせません。
紫外線は夏場や快晴時だけでなく、くもりの日や冬も降り注いでいます。
くすみケアの間は、1年中紫外線対策をするのが理想的です。
- 日焼け止め
→効果:短い外出や通勤の場合は「SPF30」「PA++」程度 - サングラス
→レンズ:薄めの色、UVカット加工済みのもの
→フレーム:目元全体をカバーできる大きめのもの - 帽子
- 日傘
目への刺激が気になる方は、アルコールフリーの日焼け止めがおすすめ。
塗布した目元からアルコールが蒸発してしまうことがないので、目にしみにくいでしょう。
日焼け止めを塗るときは、目のキワや涙袋までは塗らないよう注意してください。
さらにUVカット加工のサングラスや帽子、日傘を併用するのもおすすめ。
ちなみにサングラスは、レンズの色の濃さとUVケア効果は関係ないといわれています。
季節やシーンに合わせて、紫外線対策グッズを使い分けてみてください。
目元くすみの原因は、「乾燥、色素沈着、血行不良」に大きく分けられます。
明るい目元を手に入れるには、原因ごとにケア方法を変えることがポイントです。
【目元くすみを改善するスキンケアをおさらい!】
- 乾燥くすみ
→アイクリームや目元用ナイトパックで目元を保湿する - 色素沈着くすみ
→ビタミンC誘導体配合のスキンケアで美白する - 血行不良くすみ
→ホットタオルや目元のマッサージで血行を促進する
また目元のくすみを悪化させないためには、「アイメイクリムーバーを併用する」「UV対策の徹底」といった工夫も大切。
コツコツと毎日ケアを続けて、透明感のある目元を目指しましょう。