目元ケアには欠かせない存在のアイクリーム。
シワやハリ不足、くすみなどのエイジングケアとしても人気の高いアイテムです。
ただ「アイクリームの効果ってなに?」「そもそも必要なの?」と疑問に思っている方も少なくないはず。
そこでこの記事では、アイクリームの効果、選び方、基本的な塗り方を紹介。
あわせて、アイクリームを使ったマッサージ方法も解説しています。
アイクリームを使ってみたい方、メリットや効果が知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
本記事内における注釈の解説。
※1浸透:角質層まで。
※2エイジングケア:年齢に応じたお手入れ。
※3美白:メラニンの生成を抑えシミそばかすを防ぐ。
Contents
アイクリームとは?本当に必要?効果と特徴をチェック
アイクリームとは、目元のお手入れに特化して作られたクリームのこと。
そもそも目元の皮ふは頬の約3分の1の厚さで、デリケートな部分です。
肌を保護する皮脂の分泌も少ないため、ていねいにケアするのが大切。
アイクリームは、刺激の少なさやクリームの伸びの良さを重視して設計されているのが特徴です。
さらに、目元の肌悩みに働きかける成分が豊富に含まれています。
- 乾燥対策
- ハリや弾力のUP(シワやたるみの改善)
- 美白
目的に合わせて使い分けることで、目元のエイジングケア※2に効果的なアイテムといえるでしょう。
【アイクリームの選び方】保湿成分+肌悩み別おすすめ成分をチェック
アイクリームを選ぶときは、保湿成分がしっかりと配合されているものがおすすめ。
目元のシワ予防はもちろん、くすみや色素沈着なども防ぐ効果があります。
皮ふ表面がなめらかに整い、ふっくらと健康的な目元を目指せるでしょう。
市販品を購入する際は、下記のような保湿成分が配合されているか確認してください。
- アミノ酸
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- セラミド
- エラスチン
- スクワラン
さらに、肌悩みに合わせて美容成分を選ぶことも大切。
保湿成分とあわせて、目的に合った美容成分をチェックしてみてください。
※タップ、スクロールで該当箇所に移動します。
シワ、たるみ、黒クマ:ハリ弾力成分
目元のシワやたるみには、肌のハリや弾力に働きかける成分を取り入れるのが効果的。
ハリや弾力を補うことで、シワを防いでふっくらとした肌に導いてくれます。
たるみによる黒クマ対策にもおすすめです。
- レチノール
- ナイアシンアミド
- ニールワン
- ペプチド
- バクチオール
- ヒト幹細胞培養液 など
効果の実感力を求める方は、レチノール、ナイアシンアミド、ニールワンに注目。
厚生労働省にシワやたるみへの効果や安全性を認められている有効成分です。
「医薬部外品」「薬用化粧品」「シワを改善する」という表記が目印です。
有効成分ではないものの、ペプチド、バクチオール、ヒト幹細胞培養液もおすすめ。
コラーゲンやヒアルロン酸を増やす効果が期待できるので、しっとりした肌を目指せるでしょう。
レチノールはシワやたるみへの効果が高い分、刺激を感じることがある成分。
最初の2週間は夜のみ2〜3日間隔、次の2週間は毎夜と、少しずつ使用回数を増やすのをおすすめします。
シミ、くすみ、茶クマ:美白成分
目元のくすみや茶クマなどの色素沈着には、美白成分を取り入れるのがポイント。
そもそも目元が暗い印象になるのは、摩擦や紫外線といった外部刺激が主な原因です。
メラニン色素が肌表面(角質層)に沈着することで、くすんでしまいます。
下記のような美白成分で、色素沈着を改善、予防することが目元のくすみケアには大切です。
- ビタミンC誘導体
- トラネキサム酸
- アルブチン
- コウジ酸
- ナイアシンアミド
- ハイドロキノン など
ビタミンC誘導体は、メラニン色素の排出をサポートする成分。
使い続けることで、くすみや茶クマを目立たなくする効果が期待できます。
トラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸はくすみ予防におすすめ。
特にトラネキサム酸は肝斑にも効果が期待できる有効成分として有名です。
またナイアシンアミドは、シワと美白のWケアが叶う成分。
両方に効果が認められた有効成分なので、アイクリームの美白成分にぴったりといえるでしょう。
ハイドロキノンは強力な美白効果を持つ分、刺激を感じることがある成分。
紫外線に当たると変質しやすく、夜だけの使用に限定されている商品もあります。
アイクリームに配合されている場合は、商品ごとの使用方法をかならず守りましょう。
アイクリームの効果的な塗り方
アイクリームの基本的な使い方をチェックしておきましょう。
【塗るタイミング】毎日のスキンケアの最後(クリームや乳液の後)
【使用量の目安】米粒大
【基本的な塗り方】
- 片手でこめかみをやさしく引き上げる
- アイクリームをとり、下まぶたの目尻から目頭に向かって細かく点置きする
- 指の腹でやさしくトントンと軽くたたきながら塗り込む
- こめかみは引き上げたまま、目頭からこめかみに向かって軽くなでる
- 上まぶたも同様に②〜④を繰り返す
- 手で目元を包み込んで、アイクリームを密着させる
【ポイント】
- 薬指を使って羽で触る程度の弱い力でなじませる
- 眉上から頬骨下、こめかみまでの「ゴーグルゾーン」全体に塗る
目にアイクリームが入らないよう、上まぶたの際まで塗りすぎないように注意してください。
塗り込むときは、余計な力の入らない薬指を使うのがおすすめ。
心地いいと感じる程度の軽い力でタッピングして、目元への負担を減らしましょう。
またアイクリームを塗布した後は、下記のようなマッサージをするのもおすすめ。
特に目元のくすみや黒クマ、むくみ、こりなどが気になる方は、ぜひ試してみてください。
【目元のマッサージのやり方】
- 目の上の目頭、眉頭、眉中央、眉尻、こめかみの順に押す(各3秒間)
- 目頭、涙袋中央、目尻、こめかみの順に押す(各3秒間)
人さし指や中指、人さし指を曲げた第二関節などを使って、気持ちいい程度の力加減で刺激しましょう。
最後のこめかみは、円を描くようにゆっくりとまわすのが効果的。
入浴後や目の疲労が溜まりやすい朝夕に目元をほぐすのがおすすめです。
ほうれい線に使うのもおすすめ
アイクリームは、ほうれい線のケアに使うのもおすすめです。
アイクリームに含まれる美容成分は、もちろんほうれい線のシワにも効果的。
ふっくらとしたハリのある口元を目指せます。
【ほうれい線への塗り方】
- 片手で頬をやさしく引き上げる
- 米粒大のアイクリームをとり、ほうれい線に沿って細かく点置きする
- 指の腹でやさしくトントンと軽くたたきながら塗り込む
- 手で口元を包み込んで、アイクリームを密着させる
頬をプクッと膨らませると、シワの溝が開いて塗りやすくなります。
アイクリームをせっかく使うなら、目元のついでに口元もケアしてみましょう。
アイクリームを全顔に使用しても問題はありませんが、やはり部位別に使い分けるのがベター。
クリームは、広い面積(顔全体)に使うのに適したなじみ方や伸び、肌への効果を考えて作られています。
それぞれ役割が異なるため、顔全体にはクリーム、目元にはアイクリームと使用方法を守って使うのがおすすめです。
アイクリームとは、目元のお手入れに特化して作られたクリームのこと。
通常のクリームよりも目元になじみよく、ハリ弾力の向上や美白効果などが期待できます。
【共通おすすめ成分】
保湿成分(アミノ酸、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、エラスチン、スクワランなど)
【肌悩み別おすすめ成分】
- シワ/たるみ/黒クマ
→ハリ弾力成分(レチノール、ナイアシンアミド、ニールワン、ペプチド、バクチオール、ヒト幹細胞培養液など) - くすみ/茶クマ
→美白成分(ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸、カモミラET、ハイドロキノンなど)
【アイクリームの使い方】
アイクリームを継続的に取り入れて、ふっくらと魅力的な目元を目指しましょう。