顔にペタッと貼るだけで、肌のケアができるシートマスク。
身支度をする時やテレビを見ている間など、時間を有効に使いながらスキンケアができるアイテムです。
シートマスクは、コンビニやドラックストアなど身近な場所で売られています。
種類も値段も豊富なので、「何を選んだらよいの?」と迷ってしまうかもしれません。
今回は、そんなシートマスクの選び方や効果的な使い方を紹介していきます。
自分に合う商品を選ぶことで、より高い美容効果が期待できるでしょう。
Contents
シートマスクは美肌ケアに効果的!目的に合わせて選ぶのがおすすめ
シートマスクとは、美容成分をたっぷり含んだシートタイプのスキンケアアイテムです。
小鼻などケアしにくい部分にもぴったりと顔に密着し、肌の奥(角質層)に美容成分を届けます。
肌にうるおいを与えて補う効果を期待できるので、肌の乾燥を感じるシーンや季節に重宝するでしょう。
ただハリやしわ対策、美白ケアなど、商品によってシートマスクの効果は様々。
シートマスクを選ぶときは、自分の肌悩みに合わせるのがおすすめです。
- 保湿力重視
→乾燥や毛穴の開きが気になる - 美白効果重視
→日焼けのケアやしみ、くすみを改善したい - エイジングケア成分重視
→小じわやたるみを対策したい
乾燥、毛穴開き:保湿力の高い成分
肌の乾燥、毛穴ケアに悩んでいる方は、保湿成分が配合されているものを選ぶようにしましょう。
成分表示の先頭、または2番めに、下記の保湿成分が記載されているものがおすすめです。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- グリセリン
- トレハロース など
保湿成分は体内にも存在していますが、加齢とともに減少していきます。
特にセラミドやヒアルロン酸は、細胞組織をつないでハリを保つのに欠かせない成分。
年齢肌による乾燥やたるみを感じる方は、積極的に取り入れるのがおすすめです。
乾燥を重点的にケアしたい方は、グリセリンをチェック。
吸水性に優れ、他の保湿成分の水分をキープして、うるおいを補います。
ヒアルロン酸とも相性が良いので、両方とも配合されているアイテムは高い保湿力を期待できるでしょう。
他にもトレハロースなど、ターンオーバー※を整える成分も乾燥対策におすすめです。
※一定のサイクルで古い角質を排出する肌の新陳代謝のこと。
日焼け、シミ、くすみ:美白成分
しみやくすみが気になる方は、美白成分配合のシートマスクを選ぶのがおすすめです。
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- プラセンタエキス
- ハイドロキノン など
ビタミンC誘導体やアルブチンは、しみやそばかすの予防に効果的。
さらにメラニン色素の還元作用があるので、今あるしみやニキビ跡を悪化させない効果も期待できます。
美白効果の高さを求めるなら、ハイドロキノン配合のシートマスクがベター。
もしくは有効成分を配合した医薬部外品を選ぶのもおすすめです。
年齢肌:エイジングケア成分
40代からは、エイジングケア※に特化したシートマスクがおすすめ。
※年齢に応じたケアのこと。
たるみやしわしみなど、加齢に伴う肌トラブルのケアができます。
年齢肌が気になりだしたら、以下の成分をチェックしてみてください。
- アスタキサンチン
- フラーレン
- レチノール
- ビタミンC誘導体 など
高い抗酸化力を持つアスタキサンチンやフラーレンは、エイジングケアに嬉しい効果がたくさん。
加齢とともに減少するコラーゲンやエラスチンの生成をサポートし、若々しい肌を保ちます。
エイジングケア成分として代表的なレチノールは、しわやたるみを改善したい方におすすめ。
肌細胞に働きかけて、ターンオーバーを整える効果を期待できるでしょう。
【シートマスクの正しい使い方】使うタイミング、付け方をチェック
シートマスクを使う時は、化粧水→シートマスク→乳液の順番でケアしてください。
- 化粧水をつける
- シートがかぶらないように広げる
- 額→鼻→頬→あごの順番に貼る
- あごやフェイスラインの余った部分を重ねて貼る
- 表記されている装着時間を守る
- 時間がきたら速やかに外し、パックを折りたたむ
- 残った液を顔にパッティングする
- 乳液をつける
シートマスクは顔のサイズよりも大きめに作られています。
ピッタリ貼れているつもりでも、シートが浮いたり余ったりしてしまっていることも多いです。
シートを貼る際は、鼻筋を指先で押さえシートを引っ張りながら頬に貼ると密着しやすくなります。
またシートマスクをつけた後は、必ず乳液やクリームで保湿してください。
シートマスクに含まれる美容成分の蒸発を防ぐために、油分でしっかりフタをすることが大切です。
毎日はだめ?シートマスクを使う際に気をつけるポイント4つ
シートマスクの効果を実感するために、下記のポイントをチェックしておきましょう。
- 指定時間以上シートパックを乗せ続けない
- 使用頻度、期限を守る
→頻度:基本的に週1回程度
→使用期限:基本的に未開封で3年程度、開封後で約1カ月~3カ月程度 - 冷蔵庫に入れず、常温で保存する
シートマスクは、指定時間以上肌にのせないようにしましょう。
長時間シートマスクを乗せるとかえって肌が乾燥し、はがす時に肌へ負担がかかりかねません。
浴槽につかりながらゆっくりパックをするのを避けるべきでしょう。
さらに、シートマスクを適切な頻度で使うのも大切。
やりすぎるとかえって肌の刺激になり、トラブルの原因になりかねません。
商品によっては毎日使えるもの、週2~3回で使うものなど推奨頻度は様々です。
週1回程度を目安に、パッケージをよく確認してください。
また、シートマスクの使用期限や保存方法を守るようにしましょう。
シートマスクの使用期限は、未開封で3年、開封後で約1カ月~3カ月です。
常温で保存し、開封後はできるだけ早く使い切るのが理想的です。
ただし、肌へ違和感を感じたら使用期限内でもシートマスクの使用を中止してください。
肌に赤みや痛みなどの症状が出た場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。
シートマスクは1枚あたり100円程度のものから、1000以上のものまでさまざま。
プチプラからハイブランドまで種類豊富なので、自分の肌と相性がよいものを選ぶことが大切です。
【肌悩み別のシートマスクの選び方】
- 乾燥や毛穴の開き
保湿成分:セラミド、ヒアルロン酸、グリセリン、トレハロースなど - 日焼けのケアやしみ、くすみ
美白成分:ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、ハイドロキノンなど - 小じわやたるみ
エイジングケア成分:アスタキサンチン、フラーレン、レチノール、ビタミンC誘導体など
【シートマスクの付け方】
- 化粧水をつける
- シートをかぶらないように広げる
- 額→鼻→頬→あごの順番に貼る
- あごやフェイスラインの余った部分を重ねて貼る
- 表記されている装着時間を守る
- 時間がきたら速やかに外し、パックを折りたたむ
- 残った液を顔にパッティングする
- 乳液をつける
頻繁に使うデイリー用、大切な日の前日に使うスペシャルケア用と分けるのがおすすめです。
シートマスクを上手に活用して、美肌を目指していきましょう。