「1年中日焼け止めを塗っているから、紫外線対策はバッチリ!」
と思っていても、実は正しい塗り方を知らないという方も多いはず。
実は日焼け止め効果をきちんと発揮するためには、タイミングや塗り方が重要です。
なんとなく塗っていると、思わぬ日焼けやシミ、シワなどのトラブルの引き金になりかねません。
そこでこの記事では、日焼け止めの正しい塗り方や注意点をわかりやすく紹介。
白浮きしないコツや塗りなおしのタイミングもあわせて解説しています。
本記事内における注釈の解説
※1 浸透:角質層まで
Contents
日焼け止めは下地の前?体にいつ塗る?効果的に使うポイント
日焼け止めの効果を引き出すには、正しいタイミングで塗るのがカギ。
日焼け止めを塗るタイミング
- 顔、首:スキンケアのあと、化粧下地の直前
- 体:外出の30分前まで
顔や首に塗るのは、毎朝の洗顔後、スキンケアのあとが基本です。
スキンケア後は5分ほど待ち、肌に浸透※1してから塗ってください。
時間を置いてから塗ることで、日焼け止めが肌に密着しやすくなります。
体に塗るタイミングは、遅くても外出する30分前までがベター。
特に忙しい朝は、顔や首に塗るタイミングで一緒に塗るのがおすすめです。
日焼け止めが効果を発揮するのは、塗ってから約30分後といわれています。
日焼け止めを塗ってすぐに外出してしまうと、思いがけず焼けてしまう恐れがあるので注意しましょう。
日焼け止めと化粧下地は、できれば両方使用したほうがいいでしょう。
実際、2つとも成分構成は似ていますが、それぞれ作られた用途が異なります。
日焼け止め | 紫外線から肌を守り、肌が黒くなったり、紫外線によるシミやシワを予防する |
化粧下地 | くすみや色ムラをカバーし、メイクがのりやすい肌に整える |
UVカット効果のある化粧下地もありますが、紫外線防止効果はやや弱め。
「重ね塗りはしたくないけど、しっかり紫外線対策したい」という方は、化粧下地としても使える日焼け止めを使うのがおすすめです。
【日焼け止めの正しい塗り方】手順や白浮きしないコツをチェック
日焼け止めの塗りムラをなくし、日焼けを防ぐために正しい塗り方をチェックしましょう。
【顔・首】顔は5箇所に点置き、首はシワを伸ばしながら塗る
顔の塗り方
- 適量を手に取り、両頬、額、鼻、顎の5箇所に点置きする
- イラストを参考に、中指と薬指で内側→外側にやさしくなじませる
- 1の半分程度の量を取る
- 額、頬骨など焼けやすい部分を中心に重ね塗りする
首の塗り方
- 適量を手に取り、前面3箇所に点置きする
- 上を向き、下→上に向かってなじませる
- 1と同量を手に取り、背面3箇所に点置きする
- 下を向き、下→上に向かってなじませる
日焼け止めの目安量は、下記を参考にしてください。
- 顔の目安量
→クリームタイプはパール粒2個分
→液状タイプは1円玉硬貨2枚分 - 首の目安量
→10円玉硬貨1枚分
(※商品によって適量が異なるため、パッケージに記載されている適正量を確認してください)
顔は両頬、額、鼻、顎の5箇所に点置きするのがポイント。
全体に広げるときは中指と薬指を使って、力を入れすぎないように注意しましょう。
小鼻のわきや目の周りなど、細かくて塗りづらい部分はスポンジを使用してもOKです。
シワができやすい首は、塗りムラが起こりやすいゾーン。
手のひら全体で皮ふを伸ばすイメージで塗るようにしてください。
塗り残しがちポイント:髪の生え際、小鼻のわき、耳の裏など
顔に日焼け止めを塗るときは、生え際や凹凸部分、目に見えない部分の塗り残しに注意しましょう。
【塗り残しが多い場所】
- 髪の生え際
- フェイスゾーン
- 目の周り
- 小鼻と口の脇
- 耳(耳の裏)
特に多いのが耳の塗り残し。
塗りにくい部分ではありますが、指を使って耳の裏まで丁寧に塗ってあげましょう。
【体(腕・足)】手で大きく広げて伸ばす
体(腕・足)の日焼け止めの塗り方
- 両腕、両足の付け根~指先まで線状に日焼け止めを出す
- 手のひら全体で円を描くようになじませる
体に塗るときは、容器を直接肌にあてて一直線に日焼け止めを出します。
「ちょっと多いかな?」と感じるくらいの量でOK。
少量だとムラができてしまうため、たっぷり使いましょう。
塗るときは手のひら全体で大きな円を描きながら、優しく広げてください。
太ももなど面接の広い部分は、前面と背面で1本ずつ塗るのがおすすめです。
塗り残しがちポイント:手の甲、体の側面、ひざの裏、足の甲
ボディに日焼け止めを塗るときは、間接付近や背面の背面の塗り忘れに要注意。
【塗り残しが多い場所】
- 手の甲
- 肘
- 体の側面
- ひざの裏
- 足の甲
特に塗り残しが多いのが足の甲です。
足の甲は日焼けしやすく、サンダルの跡のまま焼けてしまいがちなので注意しましょう。
【日焼け止めを塗り直す時間や頻度】2~3時間に1回がベター
日焼け止めを塗った後は、2~3時間に1回の頻度で塗り直すのが大切。
日焼け対策や白浮き防止には、こまめな塗り直しが欠かせません。
忙しくてなかなか時間が取れない…という場合も、最低でも午後になったら1度塗り直すようにしましょう。
メイクの上から塗り直す場合は、UV効果のあるフェイスパウダーかスプレータイプの日焼け止めが便利です。
【UV効果のあるフェイスパウダー 塗り直し方法】
- 余分な皮脂やヨレたファンデーションをティッシュオフ
- 全体にパウダーをのせる
【スプレータイプの日焼け止め 塗り直し方法】
- 余分な皮脂やヨレたファンデーションをティッシュオフ
- スプレーをよく振って適量を手に噴射する
- 手のひらで全体になじませる
UV効果のあるフェイスパウダーは、化粧直しのついでに簡単に紫外線対策もできる優れもの。
サラッとした仕上がりになるのも特徴です。
乾燥肌の方は、パウダーをのせる前にミスト状の化粧水を吹きかけるといいでしょう。
スプレータイプの日焼け止めは、フェイスパウダーよりも手軽にお直しできるのが特徴です。
スプレーの直接噴射は塗りムラの原因になってしまうので、必ず一度手に取ってから塗りましょう。
日焼け止めの効果を最大限に引き出すには、正しいタイミングと塗り方で使用するのがカギ。
日焼け止めを塗るタイミング
- 顔、首:スキンケアのあと、化粧下地の直前
- 体:外出の30分前まで
→顔、首と同じタイミングで塗ってあげると
正しい日焼け止めの塗り方
顔の塗り方
- 適量を手に取り、両頬、額、鼻、顎の5箇所に点置きする
- イラストを参考に、内側→外側にやさしくなじませる
- 1の半分程度の量を取る
- 頬、頬骨など焼けやすい部分を中心に重ね塗りする
首の塗り方
- 適量を手に取り、前面3か所に点置きする
- 上を向き、下→上に向かってなじませる
- 1と同量を手に取り、後面3か所に点置きする
- 下を向き、下→上に向かってなじませる
体(腕・足)の日焼け止めの塗り方
- 両腕、両足の付け根~指先まで線状に日焼け止めを出す
- 手のひら全体で楕円を描くようになじませる
日焼け止めを塗り直すタイミングは2~3時間に1回が目安。
UV効果付きのフェイスパウダーやスプレータイプの日焼け止めだと手軽に塗り直せるのでおすすめです。
日焼け止めの正しい塗り方、塗り直し方を覚えて、日焼け知らずの肌を目指しましょう!
白浮きを避けるために塗る量を減らしたり、塗り直しをしないのは本末転倒。
日焼け止めの効果がきちんと得られず、日焼けを免れません。
あえて白さを利用して美白に見せてみるなど工夫しながら、使用方法を守りましょう。
→白浮しない日焼け止めの選び方をチェックする