「気がついたら指にささくれができていた」
「ささくれを治したいけど方法がわからない」
「気になって抜いたら傷になってしまった」
1度できると厄介なささくれ。
見かけは地味ですが、手洗いや水仕事をするたびに痛みを伴います。
今回は、ささくれができる原因と対処法を紹介。
キレイな指先を保つハンドクリームやネイルオイルの選び方も解説しています。
しつこいささくれに悩んでいる方は、参考にしてみてください。
Contents
ささくれがひどくなるのはなぜ?主な原因は「乾燥」
ささくれは、爪の周囲や根元の角質が細かく裂けてめくれあがっている状態。
爪周りが裂けてしまう原因は、主に手先の乾燥です。
本来肌の表面は、水分と油分でできた皮脂膜でうるおいを守られています。
しかし、皮脂が洗い流されすぎたり、不足したりすることで、肌内部の水分が蒸発。
乾燥した爪周辺から皮ふが固くなって裂けることで、ささくれになってしまうというわけです。
下記のような外部刺激によって、ささくれが引き起こされます。
- 空気乾燥(寒い季節や冷暖房の効いた屋内)
- 手の洗いすぎや水仕事
- 刺激の強い洗剤や薬剤
特に手が濡れていると、水が蒸発するときに肌の水分も奪われやすい状態。
さらに食器用洗剤やブリーチ剤は肌に刺激が強いため、指を乾燥させかねません。
ささくれを改善、予防するには、保湿を重視したハンドケアを続けることが大切です。
また甘皮処理のやりすぎも、指先の乾燥を招きかねません。
正しい甘皮のセルフケアを知りたい方は、下記をチェックしてみてください。
抜くのはNG!痛いささくれの正しい対処法
ささくれができてしまったら、下記の手順を参考に対処してみてください。
- 先の細いハサミや爪切りで切る
- 傷薬を塗る
- 治癒タイプの絆創膏をはる
ささくれは無理に剥こうすると傷口が広がり、感染症の原因になってしまいます。
はさみや爪切り、ニッパーで根元からカットしましょう。
ささくれがめくれて傷になっている場合は、傷薬でケアしてください。
傷薬を塗ったら治癒タイプの絆創膏を貼り、しばらく様子を見るようにしましょう。
【ささくれの予防アイテムの選び方】ハンドクリームやネイルオイルをチェック
ささくれを悪化させないためには、ハンドクリームやネイルオイルで乾燥を予防することが大切。
指の状態や、自分が1番使いやすいタイプを選びましょう。
アイテム | 選び方 | おすすめの成分 | |
ハンドクリーム | 目的別 | 乾燥予防、普段の保湿ケア | セラミド、ヒアルロン酸、ワセリン |
ひび割れ、あかぎれしている手 | ビタミンC、ビタミンE | ||
皮ふが硬くゴワゴワしている | グリセリン、尿素 | ||
ネイルオイル | タイプ別 | マニキュア | マ二キュアと同様、ビンの容器でフタにハケがついている。 デザイン性が高いものが多い。 |
ペン | 先端が筆になっていて、ダイアル式やノック式で塗る量を調節できる。 液漏れの心配がないので持ち運びに便利。 | ||
ロールオン | ころころとボールを転がすだけでケアできて、均等に塗れるのが特徴。 液漏れの心配がないので持ち運びに便利。 |
普段づかいをするなら、セラミドやヒアルロン酸といった高保湿成分配合のハンドクリームがおすすめ。
乾燥がひどい場合は、爪の水分蒸発を防ぐワセリンを使うのもベターです。
ネイルオイルも乾燥防止に効果的なので、シーンに合わせてタイプを使い分けるといいでしょう。
ひび割れやゴワつきといったトラブルが気になる方は、配合成分に注目。
ビタミンC、Eは血行改善や傷の治りを促す効果、グリセリンや尿素は皮ふをやわらかくする効果を期待できます。
ハンドクリームもネイルオイルも、指のはらでクルクルとなじませるだけでOK。
爪の上部に向かってマッサージしながら塗りこむのを意識するとベターです。
気が付いたときにこまめにケアしていきましょう。
ささくれ予防改善には、日ごろのケア
ささくれを作らないためには、指の皮ふに刺激を与えない工夫をしましょう。
- 水仕事をすると気はゴム手袋をつける
- 就寝時に手袋を着用する
- PC操作や紙類を扱った後は、保湿ケアをする
- 手を洗うときはゴシゴシと強くこする、熱いお湯を使うのを避ける
- 長時間屋内にいる場合は加湿器などで湿度を上げる
「洗い物をするときに水や洗剤に直接触れない」「手が濡れたらこまめに拭く」などを心掛けてください。
就寝時にナイト用手袋を着用するのもおすすめ。
ハンドクリーム+ナイト用手袋を併用すると、保湿効果を実感できるでしょう。
化膿、腫れる…治らないささくれは皮膚科で相談
ささくれが化膿したら、皮膚科や形成外科を受診してください。
そもそもささくれが化膿するのは、爪に化膿菌が入り込んでしまうからです。
菌が入り込むと爪周りが赤く腫れ、次第に痛みも出現します。
そのまま放置していると、爪周りの肉が盛り上がり治療が困難になります。
最悪の場合、皮膚病に悪化しかねません。
- 爪周囲炎
→爪周囲に腫れや赤み、ズキズキした痛みが出る
→進行すると膿(うみ)がたまることもある - ひょう疽(ひょうそ)
→爪周囲が赤く腫れてズキズキと痛んだり、膿や関節痛が伴ったりすることがある
→水仕事の機会が多い方に多い
市販の塗り薬を使っても症状が良くならないといった場合は、必ず専門医に相談しましょう。
ささくれができる主な原因は、手の乾燥。
手が乾燥しないように、日ごろから手の保湿をするようにしましょう。
【ささくれができた時の対処法】
- 先の細いハサミや爪切りで切る
- 傷薬を塗る
- 治癒タイプの絆創膏をはる
【ささくれを予防するアイテムの選び方】
指先は日常生活で使う機会が多いので、どうしても荒れてしまいがち。
毎日しっかりとケアをして、ささくれを予防しましょう。