青汁の定番アレンジに「牛乳割り」がありますね。
牛乳は青汁を飲みやすくする最強アイテム。
青汁を飲んでいる人は、牛乳で割ることも多いはずです。
ですが一方で「何か効果があるの?」「太るって噂もあるけど…?」と、疑問や不安の声もよく耳にします。
実際のところ飲みやすくなる以外に、どんなメリットや効果があるのでしょうか。
意外と知られていない牛乳割りの効果やよく耳にする疑問をQ&Aでお答えします。
Contents
青汁の牛乳割りの5つの効果!
青汁を牛乳で割る最大のメリットは、青汁が飲みやすくなることです。
牛乳のマイルドな甘まさがプラスされて、「抹茶ミルク」のような味わいになるので、水で割るよりも牛乳割りの方が飲みやすいでしょう。
しかしメリットは飲みやすさだけではありません。
健康効果の面でもこの2つは相性バツグン。
青汁の牛乳割りの5つの効果
- ダイエット効果
- 便秘を解消
- 美肌効果
- 血液をサラサラにする
- 免疫力アップ
この5つの効果について詳しくみていきましょう。
ダイエットをするなら青汁牛乳割り
青汁牛乳割りはダイエットに最適です。
青汁と牛乳には、それぞれダイエットに効果的なはたらきがあるのですが、共通するダイエット作用がこの3つ。
- 基礎代謝を高める
- 腹持ちがいい
- 脂肪の吸収を抑える
青汁に含まれる酵素には代謝をあげるはたらきが強く、牛乳がもつビタミンB群なども代謝アップに効果的なんですね。
体のエネルギーを消費するのは、実は60%~70%が基礎代謝です。
運動による消費量は30%ほどしかありません。
ですので代謝をあげていけば、自然と脂肪を減らしやすいカラダ作りができます。
置き換えダイエットに最適♪
青汁も牛乳も腹持ちがいいので、置き換えダイエットにピッタリ。
2つともダイエットに利用されている大きな理由が、腹持ちのよさです。
青汁に含まれる食物繊維には、水分を吸収して膨らむ性質があります。
牛乳を飲んだとき、満腹感がありませんか?
これは牛乳に含まれるタンパク質などによって、満腹感が得られるからです。
青汁は栄養がたっぷり含まれているので、置き換えダイエット時の栄養不足も補えます。
便秘解消にうってつけ
青汁の牛乳割りは、便秘解消にうってつけです。
牛乳に含まれるラクトースやオリゴ糖には、
- 善玉菌の生成をサポート
- 悪玉菌が増えるのを抑える
という2つのはたらきがあります。
また青汁に含まれる食物繊維も便秘の解消には欠かせません。
食物繊維は腸のはたらきを活発にして、老廃物を排出する作用がある成分。
青汁のメジャーな原料の大麦若葉は、キャベツの約10倍の食物繊維を含んでいます。
食物繊維は、善玉菌のエサにもなる優秀な成分です。
青汁に牛乳がプラスされることで、ちゃんとお通じがきます。
美肌効果あり!ポイントは肌代謝UP
あまり知られていませんが、牛乳は美肌づくりに効果的です。
牛乳がもつトリプトファンという成分から、「ナイアシン」という成分が体内で作られます。
ナイアシンは皮膚や神経の健康をサポートし、血行をよくするはたらきがある成分です。
これによって肌代謝がアップ。肌のターンオーバーを正常にしてくれます。
青汁の美肌効果は有名ですね。
- 美肌づくりに欠かせないビタミンC・ビタミンAが豊富
- 酵素が細胞を活性化⇒肌代謝アップ
青汁のこの2つの特徴が、美肌づくりに大きく関わっています。
牛乳と青汁のはたらきで肌代謝をあげていけば、効率よく美肌づくりができるんですね。
便秘解消も美肌づくりの鍵!
便秘解消は美肌づくりには欠かせません。
便秘解消によってカラダの中の老廃物、つまり「毒素」がなくなります。
この毒素は悪玉菌を増やしてしまうので、肌荒れの原因です。
また腸の中がキレイになることで、栄養の吸収力がアップ。
老廃物がたまっていると、栄養の吸収を邪魔してしまいます。
美肌を手に入れるなら、まずは腸をキレイに保ちましょう。
青汁が血液をサラサラに・牛乳が血行を促進
青汁牛乳割りは、血行促進や血液をサラサラにしてくれます。
これは青汁と牛乳の、それぞれのはたらきによるものです。
- 青汁が血中コレステロールを下げる
- 青汁の酵素が血管の硬化を予防
- 牛乳のタンパク質が筋肉を刺激⇒血液循環を良くする
- 便秘解消で血中の毒素が排出
- 代謝が上がることで血行促進
青汁は血液をサラサラにしてくれて、牛乳は血行をよくするはたらきがあります。
また2つの相乗効果の、代謝アップと便秘解消も血液改善をサポート。
青汁と牛乳をあわせることで、単体以上の効果を発揮します。
カルシウムで免疫力アップ!?免疫細胞をサポート
免疫力アップに欠かせないのが、青汁に含まれている酵素による抗酸化作用です。
このはたらきで細胞がサビから守られ、細胞が活性化して免疫力がアップします。
実は牛乳に含まれているカルシウムもポイント。
カルシウムには、細胞や神経に情報を伝えるはたらきがあります。
体内でカルシウムが減ってまうと、免疫細胞のカルシウム量のバランスが崩れます。
そうなってしまうと情報がちゃんと伝えられず、免疫細胞のはたらきが弱くなるんです。
情報がちゃんと伝達されないことで、免疫細胞が「自分は今どう働けばいいの?」となり、いざというときに機能しません。
カルシウムを摂ることで、免疫細胞が機能するように情報をちゃんと伝えるんです。
青汁にはカルシウムの吸収力をあげるビタミン類が豊富なので、青汁がプラスされていることで効率よくカルシウムが摂れます。
青汁の牛乳割りに関するQ&A
青汁の牛乳割りは、飲みやすく手軽に試せるがゆえに、身近な疑問もたくさんあります。
なかには「青汁を牛乳割りで飲むと太る」といった不安になる噂も…。
毎日飲むものですし、ささいな疑問も解消しておきたいですよね。
青汁の牛乳割りで、よく耳にする疑問をQ&Aでお答えしていきます。
Q.どの青汁にも牛乳は合うの?
正直どの青汁にも牛乳が合うわけではありません。
特にケール青汁などの青臭さやクセが強い青汁は、牛乳のニオイと相まって臭みが増し、逆効果。
牛乳との相性がいいのは、大麦若葉・桑の葉・明日葉を原料とした青汁です。
この3つの原料は、青汁のなかでも飲みやすい原料で、抹茶や緑茶の味わいのものが多くあります。
ただ人によって味の好みは違ってくるので、まずは自分が飲みやすい青汁を探しましょう。
抹茶ミルクのようにして飲みたいのであれば、抹茶風味の青汁がいいですよ。
Q.牛乳割りだと太るって噂もあるけど本当?
牛乳はカロリーや糖質が高いので、太りやすいというイメージがあると思います。
カロリーは200mlあたり約134kcalと高めですね。
しかし牛乳は上述にもあるように、ダイエット効果のある飲み物。
腹持ちもよく脂肪吸収を抑えるので、結果としてカロリーを抑えることにつながります。
ただし飲みすぎには注意!カロリーが高いので飲みすぎは太る原因です。
青汁にもダイエットに最適なはたらきがあるので、適量(1日1杯~2杯)を守って飲みましょう。
牛乳のカロリーがどうしても気になる、という人は「低脂肪牛乳」がオススメ。
低脂肪牛乳ならカロリーは約90kcalです。
ただし普通の牛乳にくらべて、満腹感が少ないというデメリットがあります。
Q.妊娠中に飲んでも大丈夫?
青汁も牛乳も妊娠中に飲んだからといって、母子ともに影響はありません。
青汁には妊娠中に必要な、葉酸やビタミン類の栄養が豊富。
妊娠中は体調や体質の変化があるので、偏食になりがちです。
そのためカルシウム不足になることもあるので、牛乳がサポートしてくれます。
つわりなどで食欲がない時でも、青汁牛乳割りなら飲むだけで栄養が摂ることが可能です。
妊娠中のときは、カフェイン入り青汁を飲むのは避けましょう。
カフェインは胎児に悪い影響を与えます。
原料に抹茶や緑茶がつかわれていると、カフェインが入っていることがあります。
成分表はしっかりチェックしましょう。
青汁牛乳割りは、飲みすぎると太る原因にもなります。
体重の増加は母体に負担をかけてしまうので、飲みすぎにも注意してください。
Q.効果的に飲むタイミングってある?
青汁牛乳割りを効果的に飲むオススメのタイミングは、朝起きたときです。
朝に飲めば腸のはたらきが活発になり、スムーズに便意がきます。
また寝起きの空腹時は栄養の吸収がいいので、しっかりと青汁と牛乳の栄養が吸収できるメリットも。
置き換えダイエットがしたいのなら、朝食を青汁牛乳割りに換えるのもオススメです。
牛乳でとかすだけなので、忙しい朝でもサッと飲めますね。
寝る前に飲めばぐっすり寝られる
寝る前に青汁牛乳割りを飲むと、質のいい睡眠がとれます。
青汁に含まれるメラトニンには、睡眠導入を促すはたらきがあるんです。
牛乳は寝る前に飲むといいというのは、よく聞きますね。
これは牛乳に、神経を落ち着かせてリラックスさせるはたらきがあるからです。
安定した睡眠は、ダイエットにも美容にもとても大切。
就寝の2時間前くらいに飲むのがオススメです。
食事の前に飲めばダイエットに効果的!
青汁牛乳割りは、とても満腹感が得られるドリンク。
食前に飲んでおけば、空腹感が抑えられて、食事の食べる量が減っていきます。
ムダなカロリーの摂取が抑えられるんですね。
青汁と牛乳は脂肪の吸収を抑えてくれるので、食事から脂肪分を摂っても吸収されにくくなります。
Q.ホットミルクで割っても大丈夫?
ホットミルクの方が好きという方もいると思います。
ですが青汁のビタミン類は熱によわいものばかり。
ホットミルクで割ってしまうと、せっかくの青汁の栄養が損なわれてしまいます。
青汁のビタミンには、牛乳のカルシウムの吸収力をあげる効果があるので、ビタミンが失われるとカルシウムの吸収力も下がってしまうんですね。
どうしても温かいのがいいというのであれば、人肌程度(35℃~37℃)の温度がいいでしょう。
Q.どのくらいの割合で割ればいいの?
「この割合じゃないとダメ」というのはありません。
自分が飲みやすくておいしいと思う割合で割っていくのがいいでしょう。
一般的な青汁は、150mlの水で割るものが多いので、適量は牛乳150mlです。
牛乳感がつよい方がいいからと、青汁の粉末を何回かにわけて割って飲んでいると、牛乳の飲みすぎになるので気をつけてください。
青汁の牛乳割りのまとめ
「青汁の牛乳割り」はいいことづくしのドリンクでしたね。
不安になるような噂もありましたが、飲み過ぎなければ問題はありません。
牛乳がプラスされることで、青汁だけでは得られない効果がちゃんと発揮されます。
- おいしくて飲みやすい
- 牛乳でカンタンに作れる
- 栄養価アップ
- ダイエットにもピッタリ
おいしいのに栄養が高いなんてこの上ありません。最強のドリンクです。
女性のダイエットアイテムとして活用できるだけでなく、野菜・カルシウム不足もちゃんと補えます。
青汁に少しでも飲みにくさを感じているなら、牛乳をプラスしてみてはどうですか。