いまさら聞けないクレンジングの種類と選び方!肌質や悩みに合わせるのがおすすめ

洗顔とは違う? クレンジングの目的と選び方

「毎日メイクを落としているのに、肌の調子が悪い」とお困りの方も多いでしょう。

一口にクレンジングといっても、オイルやジェルなど種類は様々。
実はクレンジングの選び方が間違っていると肌荒れの原因にもなりかねません。

そこで今回は、肌質や肌トラブル別にクレンジングの選び方を詳しく紹介。
洗顔との違いやクレンジング剤の種類など、基礎知識もしっかり解説しています。

「自分に合ったクレンジングがわからない」と迷っている方はチェックしてみてください。

【クレンジングと洗顔の違い】ノーメイクでも必要?クレンジングする意味は?

そもそもクレンジングとは、肌表面に残る汚れを落とすスキンケアアイテムのことです。

汚れを落とすのは洗顔料も同じですが、実は落とせる汚れの種類が異なるのでチェックしておきましょう。

種類落とせる汚れ
クレンジング 油性の汚れ
  •  メイク
  • 皮脂汚れ(毛穴の角栓や黒ずみ)
  • 日焼け止め
  • 顔についた整髪料
洗顔料水性の汚れ
  • 古い角質
  • ほこり

特にクレンジングは、メイクや毛穴の角栓など油性の汚れを落とすことに特化しています。

油性の汚れは水を弾いてしまうため、洗顔だけでは洗いきれません。
クレンジングに含まれる界面活性剤が水と油性の汚れをなじませて、洗い流す仕組みになっています。

【クレンジングがメイクを落とす仕組み】

クレンジングがメイクを落とす仕組み
  1. クレンジング剤の油分とメイクの油分が混ざる
  2. メイクの油分が浮き上がる
  3. 界面活性剤がメイク汚れと水をなじませて洗い流す

ただ先述のとおり、クレンジングでは水性の汚れは落としきれません。
しっかりと顔の汚れを落とすには、基本的にダブル洗顔が必要です。

とはいえ、洗顔の回数が増えると肌への刺激になりやすいのもたしか。

だからこそ、自分の肌質に合ったクレンジングを使うことが美肌には欠かせません。

薄づきメイクなら「W洗顔不要のクレンジング」もチェック

  • ファンデーションを使わないベースメイクだけ
  • アイメイクやリップメイクをしていない

など、薄づきのメイクならW洗顔不要のクレンジングを使うのもアリです。

乾燥しやすい、刺激を感じやすいという方は、メイクの濃さに応じてクレンジングを使い分けるのも大切です。

美肌everyday編集部

ただし濃いメイクをしている場合は、クレンジング後は必ず洗顔をしましょう。

「W洗顔不要」=「洗顔と軽いメイク落としができる」という意味なので、濃いメイクまでは落としきれません。

肌にメイクや汚れが残っていると、ニキビやくすみなどの肌トラブルを招くので注意してください。

【代表的なクレンジングの種類】テクスチャーで洗浄力が変わる

クレンジングは、テクスチャーによって大きく6種類に分けられます。

種類特徴  洗浄力
オイルクレンジング油が主成分のクレンジング。
合成界面活性剤の配合量が多く、濃いメイクでもしっかりと落とせる。
とても高い
リキッドクレンジングさらっとしたテクスチャーが特徴の油性のクレンジング。
オイルフリーのものはまつエク中でも使用可能。
高い
クレンジングバームオイルを固めたバームのクレンジング。
オイルクレンジングと似て洗浄力が高い。
高い
ジェルクレンジングみずみずしいジェル状のクレンジング。
肌へのなじみがよく伸ばしやすい。
やや高い
クレンジングクリームクリームタイプのクレンジング。
厚みがあるので肌への摩擦がおきにくい。
やや弱い
ミルククレンジングなめらかなミルク状のクレンジング。
低刺激で保湿力が高い。
弱い

特にテクスチャーによって洗浄力が異なるという部分に注目してください。

先述のとおり、クレンジングは配合される油性成分がメイクを浮かせる仕組み。
オイルやリキッドなど、液状で油性成分の配合率が高いクレンジングほど洗浄力が強くなるというわけです。

当然ながら、洗浄力が強いほど肌への刺激も強くなります。
肌荒れを避けるためにも、自分の肌質に合わせてクレンジングを選ぶのが大切です。

「しっかりとメイクを落としたいけど、肌の負担は減らしたい…」

こんな方は、クレンジングバームをチェックしてみてください!

クレンジングバームの効果と選び方を詳しくチェックする!

【クレンジングの選び方】肌質に合わせるのがベター

毎日使うクレンジングを選ぶときは、肌質に合わせてテクスチャーを使い分けるのが大切です。

肌質おすすめのテクスチャー
脂性肌オイルタイプ、リキッドタイプ、バームタイプ
乾燥肌クリームタイプ、バームタイプ
混合肌ジェルタイプ、ミルクタイプ
敏感肌ミルクタイプ

顔のテカリが気になる脂性肌は、洗浄力の強いオイルやリキッドがおすすめ。
皮脂汚れをしっかり洗浄して、ニキビ予防にもつながるでしょう。
しっとりした洗い上がりが好みなら、バームタイプを試してみてください。

反対に乾燥肌の方は、ツッパリ感の少ないクリームタイプやバームタイプがおすすめ。
肌荒れしやすい、刺激を感じやすい敏感肌は、より刺激のやさしいミルクタイプを試してみてください。

部位ごとに肌質が異なる混合肌は、ほどよい洗浄力と保湿力のあるタイプをチェック。
「乾燥しやすいUゾーンはミルクタイプ、テカりやすいTゾーンはジェルタイプ」と併用するのもおすすめです。

まつエク中はオイルフリーのクレンジングを選ぶ

まつエク中にクレンジングをする際は、オイルフリーのタイプを選ぶようにしましょう。

リキッドや水性ジェルクレンジングであれば、まつげに負担なくメイクが落とせます。
逆にオイルを主成分とするクリームタイプ、オイルタイプは避けるのがベターです。

クレンジング次第で肌トラブルの改善にも役立つ

単にメイクを落とすだけでなく、肌トラブルに合わせてクレンジングを選ぶのも1つの手段です。

クレンジングの中には、下記のように他の効果を期待できるものがあります。

肌悩みおすすめのクレンジング特徴
 毛穴の汚れ、黒ずみの改善スクラブクレンジング細かい粒子が毛穴の汚れを吸収、除去する
ホットクレンジング温感効果で毛穴周りの皮ふをほぐし、汚れを落としやすくする
 肌のトーンアップ、血行を整える炭酸配合クレンジング炭酸泡が肌表面の汚れを浮き上がらせて落とす

毛穴ケアをしたい方は、スクラブクレンジングやホットクレンジングをチェック。

スクラブクレンジングを使うなら、こんにゃくなどのやわかいスクラブ成分がおすすめです。
摩擦を感じにくいので、肌への負担を軽減できるでしょう。

乾燥肌や敏感肌なら、ホットクレンジングを使うのがおすすめ。
毛穴周りの皮ふをほぐし、肌を傷つけずに汚れや角栓を落とす効果を期待できます。

肌のトーンアップをしたい人は、炭酸配合クレンジングを使ってみましょう。
ゴワゴワと硬い肌が柔らかくなり、肌くすみの原因である古い角質の排出をサポートしてくれます。
血行を整える効果も期待できるので、ハリツヤのある肌を取り戻せるでしょう。

メイク落としに欠かせないクレンジングは、テクスチャーによって洗浄力が異なります。
刺激による肌荒れを防ぐためにも、肌質に合わせてクレンジングを見つけることが大切です。

肌質クレンジング特徴
脂性肌オイルクレンジング油が主成分のクレンジング。
合成界面活性剤の配合量が多く、濃いメイクでもしっかりと落とせる。
脂性肌リキッドクレンジングさらっとしたテクスチャーが特徴の油性のクレンジング。
オイルフリーのものはまつエク中でも使用可能。
脂性肌、乾燥肌クレンジングバームオイルを固めたバームのクレンジング。
オイルクレンジングと似て洗浄力が高い。
混合肌ジェルクレンジングみずみずしいジェル状のクレンジング。
肌へのなじみがよく伸ばしやすい。
乾燥肌、敏感肌クレンジングクリームクリームタイプのクレンジング。
厚みがあるので肌への摩擦がおきにくい。
乾燥肌、敏感肌ミルククレンジングなめらかなミルク状のクレンジング。
低刺激で保湿力が高い。

また肌悩みがある方は、トラブルに合わせてクレンジングを選ぶのもおすすめ。
毛穴ケアならスクラブクレンジングやホットクレンジングくすみ対策なら炭酸クレンジングをチェックしてみてください。

自分に合ったクレンジングで毎日しっかり汚れを落として、健やかな肌作りに励みましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

Lico

WEBディレクター・ライター。 複数の女性向け/男性向け美容メディアの立ち上げ、運営に参加。 「ユーザーにとって最善の選択を」をモットーに、日々コスメやスキンケア情報を研究。 コスメ薬事法管理者、化粧品検定1級、化粧品成分検定1級を取得し、現在は化粧品成分検定1級、薬事法管理者を猛勉強中。