ナチュラルメイクに注目が集まる昨今、顔の産毛処理も当たり前になってきました。
「顔の産毛を処理すると、毛が濃くなるってホント?」
「セルフでフェイスシェービングをしたいけど、やり方がわからない…」
など、はじめは疑問も多いでしょう。
たしかに、間違った方法をしていると肌トラブルの原因にもなりかねません。
そこで今回は、顔の産毛処理方法の正しい選び方や手順を詳しく解説。
自分に合った方法をチェックして、スキンケアやメイクを格上げしていきましょう。
Contents
顔の産毛を処理するメリットとは?ニキビ予防やくすみ解消に効果的!
顔の産毛処理には、大きく分けて3つのメリットがあります。
- ニキビがを悪化させにくくなる
- 産毛によるくすみが改善されやすくなる
- メイクが乗りやすくなる
特に脂性肌の方や汗をかきやすい方は、ニキビの悪化予防に期待大。
実は産毛に皮脂や汚れが絡まることで、肌に残って雑菌が増えることもあります。
産毛を処理することで肌が清潔に保たれるので、ニキビ予防につながるというわけです。
さらに、肌のくすみ改善につながる可能性があります。
他の体毛よりも細いとはいえ、メラニン色素を含む産毛が生えていると肌が黒ずんだ印象になりかねません。
シェービングすることで、ワントーン明るい肌色に見せてくれるでしょう。
また、産毛を取り除くとメイクがいつもよりもキレイに仕上がるでしょう。
産毛に邪魔されず肌にピタッと密着することで、塗りムラの予防にもなります。
顔の産毛は処理しないほうがいい?招きやすいデメリット2つ
顔の産毛処理はメリットがある反面、デメリットもあります。
- 肌トラブルを起こしやすくなる
- 紫外線の影響を受けやすくなる
まず間違った方法で顔の産毛を処理していると、肌トラブルが起こりやすくなります。
特にシェーバーやカミソリを力を入れて使うのはNG。
刃で肌を傷つけたり摩擦したりすると、肌の乾燥やニキビの原因になります。
さらに産毛がなくなることで、紫外線が肌に直撃。
顔の産毛は、もともと寒気やホコリから肌を保護したり、肌を保湿したりする役割があります。
処理後は産毛によるガード機能が低くなるため、紫外線対策を怠るとシミなどのトラブルに繋がりかねません。
とはいえ、正しい方法であれば、上述したメリットを実感できるはずです。
頻度や手順をしっかりと確認して、顔の産毛処理を取り入れてみましょう。
顔の産毛を剃ると濃くなる?
顔の産毛を剃って処理すると濃くなると思われがちですが、濃くなることはありません。
毛が太い根元の断面が毛先となり伸びることで、毛が太くなったように感じるだけといわれています。
カミソリなど使用した場合、毛の根元の太い部分を剃るので、その断面が毛先として伸びてくると太くなったように見えてしまいます。
(出典:レジーナクリニック)
ただ顔の産毛の処理後は、きちんとスキンケアをすることが大切です。
顔の産毛の処理方法の選び方4つ
顔の産毛を処理するときは、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
処理方法 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
カミソリ | 手軽に使えるので、産毛が気になった時にすぐに使える。 ただし肌への負担が大きい。 |
|
電気シェーバー | 刃を振動させて産毛をカットするシェーバー。 刃が直接肌にあたらないので深剃りしにくく、肌へのダメージがカミソリより少ない。 |
|
除毛クリーム | 毛のタンパク質を分解したり産毛の成長を抑えたりして除毛する。 保湿成分が配合された商品もあり、処理後の肌荒れも防げる。 |
|
レーザー脱毛 (医療脱毛) | 医療レーザーを照射して毛根の細胞を破壊し、毛を生えなくする。 |
|
自宅のセルフ処理はできるのは「カミソリ、電気シェーバー、除毛クリーム」です。
なかでもカミソリは、ムダ毛処理の方法の定番中の定番。
しかし刃が肌に触れて肌を傷めやすいので、産毛が濃くて処理頻度が多い方には不向きです。
産毛が薄めで、気になったタイミングで剃りたい方にピッタリでしょう。
逆に顔の産毛が濃い人には、除毛クリームがおすすめ。
ムダ毛の構成成分を分解したり産毛を生えにくくするので、根元からしっかり除去できチクチク感がないのが魅力です。
敏感肌や乾燥肌の方なら、刃が肌に直接あたらない電気シェーバーがいいでしょう。
今後顔の産毛をはやしたくない方は、レーザー脱毛を検討するのも1つの手段。
※医療機関で行うレーザー脱毛でのみ、永久脱毛の効果が認められています。
医療レーザーで毛を生やす細胞を破壊するので、半永久的に産毛が生えなくなります。
治療費用はかかりますが、定期的に処理するのがめんどうな方におすすめです。
顔の産毛を抜いてしまうと、毛穴から雑菌が入り毛嚢炎(もうのうえん)などの肌トラブルにつながりかねません。
さらに繰り返し産毛を抜くと、そのダメージから肌を守ろうとして色素沈着で肌が黒ずむ可能性もあります。
根元からムダ毛を除去したいからといって、毛抜きで抜くのはやめましょう。
自宅で簡単!顔の産毛のおすすめセルフケア方法
顔の産毛を処理するときは、正しい方法や頻度をチェックしておくのが欠かせません。
ここからは、シェービングと除毛クリームに分けて解説していきます。
処理頻度の目安もお伝えするので参考にしてください。
シェーバー、カミソリでの顔の産毛の剃り方
カミソリやシェーバーを使った産毛処理の方法は下記のとおりです。
部位ごとに解説しているので、気になる部分をチェックしてみてください。
【おでこ】
- ぬるま湯で顔全体を濡らす
- シェービング剤をつける
- 髪の生え際から1cm残し、額の輪郭に沿って剃る
- 生え際から眉毛に向かって剃る
【こめかみ、頬】
- こめかみから目尻に向かって剃る
- 頬骨周辺は、鼻から耳に向かって横向きに剃る
- 頬骨から下は口元に向かって剃る
【鼻口周り】
- 鼻筋は上から下に向かって剃る
- 鼻と口の間とアゴは、上から下に向かって剃る
【フェイスライン】
- フェイスラインは、もみあげ下から顎に向かって剃る
- あご裏は、喉元からあご先に向かって剃る
- 剃り終わったら化粧水と乳液でしっかり保湿をする
【頻度】
3週間に1回程度
刃の周りに固形ローションが付いたカミソリやシェーバーもありますが、剃る時はシェービング剤が必須。
シェービング剤をつけることで摩擦ダメージを抑えられるだけでなく、毛が柔らかくなり剃りやすくなります。
シェービングジェルは透明なので、ムダ毛の生え具合を確認しながら剃れておすすめです。
産毛が細くてうまく剃れない場合は、皮ふを手で引っ張ると剃りやすくなります。
カミソリやシェーバーを動かす向きと反対側に引っ張ってください。
剃る際は何往復もせず、できるだけ1回で剃るのがポイント。
1度で済ませることで肌への負担が軽減できるので、肌トラブルを予防できます。
シェービング後は肌がとてもデリケートになっているので、しっかり保湿ケアをしてください。
紫外線の影響も受けやすいので、紫外線対策も忘れないようにしましょう。
除毛クリームをつかった産毛の処理方法
除毛クリームを使った産毛処理の方法は下記のとおりです。
【使用方法】
- 除毛クリームを1mm~3mm程度の厚さで均一に塗る
- 5分~10分程度放置する
※商品によって放置時間が異なるので必ず確認してください。 - ティッシュやスパチュラ(へら)でやさしく除毛クリームを取り除く
- 34~35℃程度のぬるま湯(少し冷たく感じる程度)で洗い流す
※浴室で処理する場合は、シャワーを直接当てず必ず手で洗顔してください。 - 低刺激の化粧水・保湿クリームでしっかり保湿する
【頻度】
1週間〜3週間に1回が程度
市販の除毛クリームは顔に使用できない場合が多いので、顔に使用OKかどうかを購入前に確認しましょう。
使用不可の部位に顔が含まれていなくても、使用前は必ずパッチテストをしてください。
またニキビやひどい日焼けといった肌トラブルを起こしている時は、使用は控えてください。
除毛クリームは肌に直接塗るので、肌トラブルが悪化する恐れがあるので注意しましょう。
顔の産毛を処理することでニキビ予防や顔のくすみ改善、化粧崩れの防止が期待できます。
ただし「刃を肌に強く当てる」「紫外線対策を怠る」など、間違った方法で処理すると肌トラブルの原因になりかねません。
産毛の濃さや生えるスピードから、自分に合った方法で処理し、処理後は保湿ケアをしっかりするのが大切です。
処理方法 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
カミソリ | 手軽に使えるので、産毛が気になった時にすぐに使える。 ただし肌への負担が大きい。 |
|
電気シェーバー | 刃を振動させて産毛をカットするシェーバー。 刃が直接肌にあたらないので深剃りしにくく、肌へのダメージがカミソリより少ない。 |
|
除毛クリーム | 毛のタンパク質を分解したり産毛の育毛を抑えたりして除毛する。 保湿成分が配合された商品もあり、処理後の肌荒れも防げる。 |
|
レーザー脱毛 (医療脱毛) | 医療レーザーを照射して毛根の細胞を破壊し、毛を生えなくする。 |
|
頻度は、処理方法によって1~3週間に1回程度でOK。
お手入れのしすぎは肌に負担をかけて、かえって美肌から遠ざかる原因になるので要注意です。
正しく顔の産毛を処理して、スキンケアやメイクを1段レベルアップしていきましょう。