白ニキビが治らない原因は潰すせいかも!?大量の白いプツプツを改善する方法まとめ

悪化する前に即効ケア! 白ニキビの正しいスキンケア方法

「顔にできる白いプツプツってなんだろう…」
「黄ニキビとはなにか違う…治ったと思ったらまたできた…」

このような細かいプツプツの正体は、白ニキビかもしれません。

ニキビといっても、白ニキビは初期段階の赤ちゃんニキビ
難しい治療をしなくても、正しいケアで改善できます。

この記事では、白ニキビのケア方法を徹底解説。
「できたら潰してもいいの?」「洗顔料は何を使うべき?」などの疑問も解消しています。

白ニキビは初期のニキビ!放置すると赤ニキビ・黄ニキビに変化する

白ニキビとは、ニキビの初期症状
「コメド」や「面ぽう」とも呼ばれ、ポツンとした白い点に見えるのが特徴です。

白ニキビの段階では、痛みやかゆみの症状はありません。
ただし毛穴に汚れや皮脂が詰まったままだと、赤ニキビ・黄ニキビに変わっていきます。

【ニキビが悪化するプロセス】

  1. 毛穴に皮脂や古い角質が溜まる…白ニキビ
  2. 溜まった皮脂が酸化する…黒ニキビ
  3. 皮脂をエサにアクネ菌が繁殖して炎症をおこす…赤ニキビ
  4. 重症化して化膿する…黄ニキビ

そもそも白ニキビができる原因は、肌のターンオーバーの乱れ
(参考:肌荒れの原因は「ターンオーバーの乱れ」かも!意味や周期、肌を整えるおすすめケアを解説

  • 紫外線対策をしない
  • 洗顔のやりすぎ
  • 暴飲暴食や過度なダイエット
  • 就寝時間が不規則

上記のように、不規則な生活習慣や間違ったスキンケアによって、古い角質や汚れが肌に残ることで白ニキビができます。

とはいえ、白ニキビは毛穴に汚れが詰まっているだけの状態。
普段の洗顔やスキンケアを工夫するだけで、ニキビの悪化を防げます。

自分で潰すのはNG!大量に白ニキビを増やす原因になる

気になるからといって、白ニキビを指やコメドプッシャーで潰してはいけません

ニキビを潰すと溜まった皮脂や細菌が周囲の皮ふに広がるため、ニキビが増える恐れがあります。
さらに指で触ると新たな細菌が入り、炎症をおこして重症化することもあります。

また膿が皮ふの下で破裂すると、ニキビ跡として残ってしまうことも…。
(関連:ニキビ跡の赤み・シミ・クレーターの原因は?市販のスキンケアや皮ふ科での対策を紹介

ついつい触ったり潰したくなる気持ちはわかりますが、セルフで潰さないようにしてください。

洗浄力が強い洗顔料を使わない

  • 市販のニキビケア用洗顔用品
  • スクラブ入りの洗顔料

といった、洗浄力の強い洗顔料も避けるようにしましょう。

市販のニキビケア専用洗顔料は、洗浄力が強め。
毛穴に汚れ・皮脂が詰まっているだけの赤ちゃんニキビには刺激が強すぎます。

またスクラブは古い角質を取り除いてキレイな肌をつくるのに効果的ですが、ニキビにはNGです。

洗顔はスキンケアの基本なので、洗顔料は慎重に選ぶようにしてください。

白ニキビを改善する正しいスキンケア方法・手順

白ニキビケアは、毛穴の洗浄と保湿を心がけることが大切です。
スキンケア・生活習慣を見直して、悪化する前に改善していきましょう。

  • 刺激の弱い洗顔料で毛穴の汚れを取り除く
  • 保湿成分が配合された化粧水・乳液でしっかり保湿する
  • 生活習慣を見直して心身のストレス解消を心がける

洗顔で毛穴をキレイにする

白ニキビの改善には、正しい洗顔方法で毛穴をキレイに洗浄することが重要。

洗顔するときは、肌をこすらないようになでるように洗うようにしましょう。

  1. 32~34℃程度のぬるま湯で顔を洗う
  2. 洗顔料を泡立てる
  3. 額→頬→あご→目や鼻の順番に優しく洗う
  4. ぬるま湯でしっかりと洗い流す
  5. タオルで水分を取り除く

こめかみや髪の生え際は洗顔料が残りやすいので、しっかりとすすぐようにしてください。
(参考:大人のニキビ肌を救う洗顔方法・洗顔料の選び方!洗顔料は必要?水だけ?疑問をスッキリ解消

また白ニキビができているときは、刺激の弱い洗顔料を選ぶことが重要。
肌を保湿できるので、ニキビの原因になる皮脂の過剰分泌を抑えることができます。

  • クレイ(泥)タイプ
    →毛穴の汚れを落としながら潤いを与える
  • クリームタイプ
    →保湿成分が多く配合されているものが多め

どちらも洗浄力はマイルドなので、ダメージを受けているニキビ肌でもしっかりと洗えます。

ピーリングで古い角質を取り除くと効果UP

白ニキビの予防には、週1程度でピーリングをするのもおすすめです。
ピーリングは硬くなった肌を柔らかくし、肌のターンオーバーを整えてくれます。

市販のピーリング剤を選ぶときは、肌質に合わせてテクスチャーを選ぶのがベスト。

  • 敏感肌:石けんタイプ
  • 乾燥肌:美容液タイプ、クリームタイプ
  • オイリー肌:化粧水タイプ、ジェルタイプ
  • 混合肌:美容液タイプ、ジェルタイプ、クリームタイプ

クリニックでもピーリングを受けられるので、根本からしっかり改善したい方は相談してみてください。

化粧水・乳液でしっかり保湿ケアする

洗顔で毛穴の汚れを落としたら、化粧水や乳液でしっかりと保湿することも大切。

肌にしっかり水分を蓄えることでターンオーバーが整い、ニキビのできにくい肌に変わります。

化粧水や乳液は、以下の成分が含まれているものを選んでみてください。

【ニキビの炎症を予防・抑える】

  • グリチルリチン酸ジカリウム
  • アラントイン
  • イブプロフェンピコノール など

【高い保湿効果】

  • ハトムギエキス
  • 紫根エキス
  • コラーゲン
  • セラミド
  • アミノ酸 など

化粧水や乳液を塗るときは、ハンドプレスする(肌を軽く押さえる)のがポイント。

刺激はニキビの悪化につながりかねないので、強く叩いたり、ゴシゴシと塗り込んだりするのはやめてください。

白ニキビの予防には「生活習慣の見直し」もマスト

白ニキビを増やさないためには、健康的な生活習慣を心がけるのも大切。

食事や睡眠、運動といった、基本的な生活習慣を見直しましょう。

普段の食事にビタミン・ミネラルを加える

ビタミンやミネラルを補うことを意識しながら、バランスよく食事をとることが大切。

油分や糖分の多い食事に偏ると、皮脂の分泌量が増えてニキビができやすくなります。
いつもの食事にサラダや野菜ジュースを加えるだけでも、栄養のバランスが良くなります。

夜間に6~8時間程度の睡眠をとる

睡眠は、最低でも6~8時間とるようにしましょう。
ターンオーバーを整える成長ホルモンが分泌される夜間にしっかり眠るのがポイントです。

良質な睡眠をとるためにも、眠る環境を見直してみましょう。

  • 部屋の温度を夏は25~26℃、冬は15~18℃で保つ
  • 湿度を50~60%に調整する
  • 遮光カーテンなどを使って、部屋を真っ暗に近い状態にする
    (暗所が苦手な方は、間接照明を活用するのがおすすめ)
  • 就寝前にPCやスマートフォンなどのブルーライトを浴びない
  • 吸水性に優れたパジャマを選ぶ

また「ホットドリンクを飲む」「ストレッチをする」など、寝る前に体を温めるのも手っ取り早くリラックスできるのでおすすめです。

適度に体を動かしてストレスを解消する

1日15~30分のウォーキングやストレッチなど、軽い運動を習慣にするのも重要。
血流を改善して発汗を促すことで、毛穴に詰まった余分な皮脂を排出してくれます。

運動が難しいなら「体温の+2~3度のぬるま湯にゆっくり浸かる」のも効果的です。

できることから取り入れて、ニキビができにくい肌を目指していきましょう。

プツプツとできる厄介な白ニキビは、正しい毛穴ケアと保湿で対応するのがベスト。
規則正しい生活を送り、ニキビを作らないことも大切です。

  • 肌に優しい洗顔料を選び、しっかりと泡立てて洗う

→肌に優しいクレイ(泥)タイプ
→クリームタイプ

  • ニキビに有効な成分や保湿効果のある化粧水・乳液を選ぶ

→【ニキビの炎症を抑える】グリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなど
→【保湿成分】コラーゲン、アミノ酸など

  • 生活習慣を見直す

→3食バランスよく食べ、ビタミン・ミネラルを積極的にとる
→6~8時間の睡眠時間を確保する
→1日15~30分程度の運動を心がける

繰り返す白ニキビにサヨナラを告げて、毎日明るく過ごしてきましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

Lico

WEBディレクター・ライター。 複数の女性向け/男性向け美容メディアの立ち上げ、運営に参加。 「ユーザーにとって最善の選択を」をモットーに、日々コスメやスキンケア情報を研究。 コスメ薬事法管理者、化粧品検定1級、化粧品成分検定1級を取得し、現在は化粧品成分検定1級、薬事法管理者を猛勉強中。