【山本】プチプラ化粧水はどうやって選ぶ？おすすめのプチプラ化粧水も紹介します

コスパが良いプチプラコスメを使って、上手に賢くスキンケアをする方が増えてきています。特に化粧水は毎日使用するものですから、できる限り出費を抑えて利用したいものです。

一方で、「プチプラの化粧水って大丈夫かな」と不安に感じてしまう方もいると思います。百貨店で購入するようなデパコスと比較すると、どうしても欠点ばかりが気になってしまうものです。

しかし、選び方さえ間違えなければ、プチプラ化粧水で誰でも質の高いスキンケアができます。正しい選び方と、おすすめ商品を厳選して10個紹介していますから、参考にしてください。

プチプラ化粧水で本格スキンケアをしよう

プチプラ化粧水と聞くと、なんとなく悪いイメージを持ってしまう方もいると思いますが、決してそんなことはありません。

SNSやYouTubeでは、プチプラのコスメを使って賢くスキンケアをする方法がよく紹介されていますし、選び方や使い方さえ間違えなければ、十分に効果的なスキンケアが可能です。

化粧水は「合うかどうか」が最も大切

では、どうしてプチプラ化粧水でも効果的なスキンケアができるのでしょうか？

結論からいえば、化粧水などスキンケアアイテムで最も重要なのは「自分の肌に合うかどうか」だからです。

肌に合った化粧水を選ぼう

人間の肌は十人十色であり、ベタつきやすい方もいれば、カサカサしやすい方もいます。また、「鼻周辺はベタつくが、口周辺は乾燥する」といったように、顔のパーツ別に肌質が異なる方もいるでしょう。

つまり、理想の化粧水は、人によって異なって当然です。そして、基本的には価格が高ければ高いほど、さまざまな機能が付加されるため、万人におすすめできる商品へと近づいていきます。

逆にいえば、プチプラ化粧水は「価格を抑える代わりに機能を絞った化粧水」なので、合う合わないが出やすいともいえます。だからこそ、事前に「自分の肌に合うかどうか」を検討することが、プチプラ化粧水を購入する上で非常に重要です。

プチプラ化粧水の失敗しない選び方

では、どのような基準を持てば、自分の肌に合ったプチプラ化粧水を選べるのでしょうか？

1. 肌質
2. 肌悩み
3. テクスチャ

この3つの観点を持つことで、自分に合った商品を選べます。順番に確認していきましょう。

1.肌質

先述したように、スキンケアアイテムで最も重要なことは「自分の肌質に合うかどうか」です。一般的に、肌質は以下の4つに分けられます。

脂性肌

顔全体が皮脂でベタつきやすい。

乾燥肌

顔全体がカサカサしている。

混合肌

顔の部位ごとにベタつきや乾燥箇所が混在している。

敏感肌

乾燥に加え、肌荒れやかゆみが発生しやすい。

「自分はこの肌質」と決めるのは難しいかもしれませんが、「この肌質に近いかも」といった指標を持つだけでも選びやすくなります。

それぞれの肌質でどんな化粧水を選べば良いのかを、以下で順番に解説していきます。

脂性肌

脂性肌は「顔全体が皮脂でベタつきやすい」肌質で、オイリー肌と呼ばれることもあります。しっとりした感じが強いので、「保湿は不要」と考える方もいるかもしれませんが、他の肌質と同様に保湿は重要です。

そもそも私たちの体は、乾燥を防ぐために皮脂を分泌しますから、脂性肌の場合、乾燥が原因で皮脂が分泌されやすくなっているのです。

また、脂性肌の方を悩ませる過剰な皮脂は、放っておくとさまざまな悪影響を及ぼします。詳細は、以下の引用文をご覧ください。

皮脂も空気に触れると、時間の経過とともに一部が酸化して、「変性皮脂」と呼ばれるものに変化してしまいます。実はその「変性皮脂」が肌にとっては刺激物。肌のバリア機能の低下、キメの乱れ、ターンオーバーにも影響が。

引用：肌の言葉を、聴く – 花王

ご覧のように、時間経過で皮脂は変性皮脂へと変化することで肌トラブルを生じさせます。したがって、保湿力に加えて、肌の調子を整える機能を持った化粧水を選ぶことをおすすめします。

乾燥肌

女性は皮脂の分泌量が少ない方が多いため、肌の乾燥に悩む方は多いです。乾燥肌の場合、「保湿力」を一番の基準にして化粧水を選ぶことで、失敗を減らせます。

注目すべき保湿成分は、以下の通りです。

• ヒアルロン酸
• コラーゲン
• セラミド
• 各種植物由来成分

これらは保湿成分の代表的なもので、プチプラ化粧水にも配合されていますから、パッケージや成分表示に注目してみましょう。

特にプチプラ化粧水の場合、ヒアルロン酸を配合しているものがおすすめです。ヒアルロン酸は肌の奥にある真皮層と呼ばれる部分で主に働く成分で、肌に潤いとハリをもたらします。したがって、潤い不足で元気がなくなった乾燥肌にうってつけの成分です。

混合肌

顔の部位ごとに脂性肌と乾燥肌が混在している肌質のことを混合肌といいます。一般的な混合肌では、以下の2つのゾーンで肌タイプを分けることが可能です。

Tゾーン：脂性肌

おでこから鼻にかけてベタつく。

Uゾーン：乾燥肌

あごや口周りがつっぱる、カサつく。

混合肌の場合、脂性肌と乾燥肌の両方のケアができる化粧水を選ぶべきです。保湿力と肌の調子を整える機能をあわせ持った化粧水がおすすめですが、プチプラ化粧水は機能を絞っているものが多いので、見つけるのが難しいかもしれません。

スキンケアで最重要なのは「保湿」ですから、まずは保湿力に着目して選んでみることをおすすめします。

敏感肌

敏感肌は明確な定義があるわけではないですが、一般的には頻繁に以下の症状がある肌質のことを指します。

• 肌荒れ
• かゆみ
• ヒリヒリ感

特に女性の敏感肌は、メイクをする時に化粧品がしみたり、チクチクしてしまうため、男性よりも深刻な悩みになりがちです。

そもそもどうして敏感肌になってしまうのでしょうか？その詳細は、以下の引用文をご覧ください。

敏感肌の原因には、肌のバリア機能の低下があげられます。歳を重ねるごとに敏感肌になる「大人の敏感肌」は、加齢により皮脂の分泌量が低下し乾燥したり、乾燥によるバリア機能が低下したりすることが主な原因です。

引用：大人になるにつれて肌が敏感になった人に。敏感肌にベストなスキンケアとは？ – KOSE

このように、敏感肌は乾燥と肌のバリア機能の低下が原因としてあげられます。よって、おすすめの化粧水は乾燥肌と基本的に同じですが、敏感肌の場合は「合う合わない」が顕著に出てきやすいです。

したがって、まずは低容量のサイズから試すか、ドラッグストアなどのテスターで簡単なパッチテストを行ったあと、継続して使用してください。

また、肌のバリア機能の低下に効果的な成分として、「セラミド」が注目を集めています。高級化粧品に配合されることが多かった成分ですが、最近ではセラミド入りのプチプラ化粧品もよく見かけるようになってきましたから、敏感肌の方はセラミドに注目して選んでみましょう。

2.肌悩み

プチプラ化粧水を選ぶ上で、自分の肌悩みに注目することも大切です。代表的な肌悩みを以下に示します。

• くすみ
• シミ
• シワ
• たるみ

こういった肌悩みを持っていると、自分の肌に自信を持つことができなくなってしまいますよね。しかし、安心してください。これら全て、プチプラ化粧水でケアできます。

ポイントは「エイジングケア化粧水」を選ぶことです。実は、女性の肌悩みのほとんどは「加齢」が原因となっているため、それぞれの悩みを別々のものとして捉えるのではなく、「エイジングケア」という1つのくくりで考えた方が選びやすいです。

プチプラ化粧水でもエイジングケアを謳った商品は多数ありますから、選ぶ上での指標にしてみましょう。

3.テクスチャー

プチプラ化粧水を選ぶ上で「テクスチャー」に注目することも大切です。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、

• つけ心地
• 触り心地
• 質感

このようなものを意味すると考えてください。

そして、テクスチャーは好みが強く反映されるものなので、まずは自分が「どのようなつけ心地を好むのか」を明確にしましょう。一般的には、脂性肌はサッパリ感の強い水に近い「サラサラ系」、乾燥肌はとろみの強い「しっとり系」を好む傾向にあります。

化粧水は毎日使用するものですから、「快適に使用できるかどうか」の観点が非常に大切です。テクスチャーは意外と軽視されがちですが、必ず事前に確認してから購入しましょう。

プチプラ化粧水のおすすめ商品10選

ここでは、プチプラ化粧水のおすすめ商品を厳選して10個紹介します。各商品でおすすめできる方を紹介しているので、比較する上での参考にしてください。

ナチュリエ ハトムギ化粧水

https://www.imju.jp/shop/g/g4903335695254/

「ナチュリエ ハトムギ化粧水」は、500mlで715円というコスパの良さが何よりも魅力です。毎日たっぷり使っても長持ちする容量なので、残りの量を毎回確認する必要はなく、思う存分顔全体に行き渡らせましょう。

おすすめの肌質は脂性肌です。さっぱり感強めの水っぽいテクスチャーをした化粧水で、ハトムギ由来のエキスが肌の調子を整えてくれます。皮脂トラブルで弱った肌を改善したいなら、ぜひ使ってみてください。

無印良品 化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4548076444961

敏感肌の方におすすめできるプチプラ化粧水はあまり多くないですが、無印良品の「化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ」は、肌に与える刺激を極力抑えた優秀なプチプラ化粧水です。

基材となる水に「岩手県釜石の天然水」を使用しており、品質への強いこだわりが見てとれます。また、肌保護成分としてスベリヒユエキスとグレープフルーツ種子エキスを配合し、弱った肌をケアすることが可能です。

これだけのこだわりが見られて、200mlで690円という価格設定は、まさにプチプラ化粧水と呼ぶにふさわしいといえます。保湿力も申し分ないので、敏感肌の方はぜひ使ってみてください。

肌ラボ 極潤ヒアルロン液

https://jp.rohto.com/hadalabo/gokujun-lotion/

ロート製薬の「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」は、保湿成分のヒアルロン酸にとにかくこだわったプチプラ化粧水です。以下の4つのヒアルロン酸にこだわっており、保湿力で見ればプチプラ化粧水の中でも抜きん出ています。

1. ヒアルロン酸Na
2. 加水分解ヒアルロン酸
3. アセチルヒアルロン酸
4. ヒアルロン酸発酵液

この中でも「アセチルヒアルロン酸」に注目です。この成分は別名「スーパーヒアルロン酸」と呼ばれており、通常のヒアルロン酸Naの保湿力、吸着性を飛躍的に向上させた成分です。これをプチプラ化粧水で配合しているのは、非常に嬉しいポイントだといえます。

おすすめできる肌質はもちろん乾燥肌で、しっとりしたテクスチャーもカサカサ感と相性は抜群。詰め替え用も販売されていますから、お得に使い続ける観点でも評価できる商品です。

ちふれ 化粧水 しっとりタイプ

化粧水 しっとりタイプ

ちふれの「化粧水 しっとりタイプ」は、強い保湿力とさっぱり感を合わせ持った、快適に使用できるプチプラ化粧水です。

保湿力を高めた化粧水は、テクスチャーがとろりとしていて潤いを感じられる反面、ベタベタとした感触が気になる方もいます。テクスチャーに違和感を抱いてしまうと、継続使用をする上でのストレスになってしまうため、使用感を大切にしたい方におすすめです。

150mlの詰め替え商品が用意されていますから、お得に使い続けられるのも嬉しいポイントになります。

菊正宗　日本酒の化粧水 透明保湿

https://www.kikumasamune.shop/fs/kikumasamune/nihonsyukesyouhin/nkl24

菊正宗といえば日本酒の有名ブランドですが、日本酒の米の力を生かした「日本酒の化粧水 透明保湿」は大人気のプチプラ化粧水です。

適度な保湿力を持っているため、脂性肌から乾燥肌、混合肌まで幅広くおすすめできます。

また、以下に示すような米由来の美容成分がふんだんに配合されています。

• 米発酵液
• プラセンタエキス
• グリチルリチン酸2K
• 各種アミノ酸

これらの美容成分は高級化粧品にも配合されますから、くすみやシミ、シワなど、年齢肌由来の肌悩みにもしっかり対応可能。プチプラ化粧水の弱点である「機能性」を備えているので、コスパは抜群です。

また、ここまで美容成分が配合されていれば、コットンやティッシュペーパーに染み込ませて「自作フェイスパック」を作成することもできます。色々な使い方ができますから、ぜひ試してみてください。

ミノン モイストチャージ ローション II もっとしっとりタイプ

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_minon-aminomoist/products/ml.html

ミノンは肌に優しい化粧品ブランドですが、こちらの「モイストチャージ ローション II もっとしっとりタイプ」は、しっとり感と低刺激を求める方におすすめのプチプラ化粧水です。

テクスチャーが非常にとろりとしているため、長時間肌にとどまることによる高い浸透力が期待できます。どれだけ良い成分が配合されていても、それが浸透しないと意味がありませんから、高い浸透力を持っている点は嬉しいです。

また、ボトルがプッシュ式となっているため、毎回決まった量を使用できます。思わぬ使い過ぎを防げるため、このような工夫もコスパの観点で見ると大切です。

オードムーゲ 薬用ローション

https://www.kobayashi.co.jp/seihin/edm_l/index.html

製薬会社の小林製薬が販売する「オードムーゲ 薬用ローション」は、ニキビや肌荒れを予防できる数少ないプチプラ化粧水です。

有効成分を配合した医薬部外品なので、その効果は国から認められています。効果的に肌トラブルに対処できるので、脂性肌のニキビや敏感肌の肌荒れなど、どのような肌質にもおすすめ可能です。

オードムーゲシリーズは小林製薬の売れ筋薬用化粧品ですから、安心して使ってみてください。

アクアレーベル ホワイトケアローション

https://www.ozmall.co.jp/cosme/skinlotion/article/23310/

資生堂の「アクアレーベル ホワイトケアローション」は、プチプラながら多機能な化粧水です。期待できる効果は以下の3つになります。

1. シミ予防
2. 乾燥対策
3. ハリ

どれも嬉しい効果ですが、これら全てを兼ね備えたプチプラ化粧水はなかなかありません。資生堂らしい、高品質な一本だといえるでしょう。

また、みずみずしいテクスチャーのMと、コクがあるしっとりしたテクスチャーのRMの2つのバージョンを用意しているため、好みや肌質に合わせて選べるのも嬉しいです。

イハダ 薬用ローション

https://medical.shiseido.co.jp/ihada/products/skincare-lotion.html

資生堂が肌の健康を考えて開発した「イハダ 薬用ローション」は、自分に合う化粧水がなかなか見つからない敏感肌の方にこそ使って欲しい一本です。

純度の高い高精製ワセリンと、2つの肌荒れ対策の有効成分が、乱れた肌を健やかにしてくれます。特にワセリンは、肌バリア機能が低下して乾燥しがちな敏感肌に、水分を閉じ込める効果が期待できますから、継続使用で少しずつ効果を実感できるでしょう。

加えて、以下のような低刺激設計がされています。

• 弱酸性
• 無香料
• 無着色
• エタノール無添加
• パラベン（防腐剤）無添加
• アレルギーテスト済み

まさに敏感肌のために作られた化粧水ですから、自分に合うプチプラ化粧水を探している方は、ぜひ一度使ってみてください。

濃密うるみ肌化粧水 とてもしっとり

https://top.dhc.co.jp/shop/skin/urumi_hada/products.html#p_moisture

DHCの濃密うるみ肌は、極度の乾燥肌に悩む方向けに作られた、全身対応のプチプラ化粧水です。

注目すべきはテクスチャーで、こってりとしたとろっとろのローションが、カサカサに乾燥した肌に潤いをもたらします。400mlの大容量ポンプ容器なので、顔だけでなく気になる部位にサッと塗れるのも嬉しいポイントです。

同じシリーズの乳液も販売されていますから、化粧水が気に入ったら併用してみると、より効果が期待できるかもしれません。

まとめ

プチプラ化粧水は効果が薄いと思われがちですが、自分の肌質に合ったものを選ぶことで、高級化粧水に負けず劣らず、効果的に使用できます。

商品によって特徴がありますから、肌悩みやテクスチャーにも注目しつつ、お気に入りの一本を見つけてみてください。